2013/12/26

No.108 年末BIG対談 KJ監督が総括する今年の銀ア (前編)


年の瀬を迎え、各選手が続々と契約更改を終えている銀ア。

そんな中、球団からの提示額である年俸2,500円(推定)を不服とし、チーム内で唯一、契約更改の越年が決定的となっているKJ監督に今シーズンを総括してもらった。



(聞き手:東海林のぶ子)
 
東海林「まずは先日12月5日の手術、おつかれさまでした。(監督KJは昨年5月、マウンドで全力投球した際に右腕骨折し、それ以来約1年半以上の間、右上腕骨内部に金属の棒を入れてボルトで固定していた)」

 ありがとう。昨年骨折したときは6時間くらいの大手術だったけど、今回、ボルトやスクリューを抜く手術は3時間くらいで済んだ。術後の経過も良好だ。とはいえ、右肩と腕にまたメスを入れたので、稼働域を取り戻すためのリハビリは欠かせない。





※ 2012年5月27日、この試合2番手として登板したKJ監督がまさかの投球骨折。そのまま救急車で都内の病院に搬送された。(場所:多摩川緑地球場



東海林「病院のナースと仲良くなれましたか?」

 私の手術担当の麻酔医が、とてもかわいい子だった。その子にかけてもらった全身麻酔で昇天して、目が覚めたら紙パンツ姿だったよ。その子とはそれっきりだね。今度もし会えたらぜひお礼を言いたい。「絶頂をありがとう」とね。



東海林「全身麻酔プレイを楽しんだようで何よりです。では早速ですが、監督として今年までの銀アを振り返って、いかがでしたか?」

 結成1年目は、とにかく活動を軌道に乗せること。2年目は、勝利の味を覚えること。そして3年目である今年は、「野球を楽しむ」という原点に戻るために色々と試行錯誤した1年だった



東海林「監督として大変だった点はありますか?」

 特にない。創作活動(ムービー作成や銀河系ニュース執筆)は、それなりに頭を使うし時間も割くのだが、きわめて個人的な趣味だから監督の仕事とは関係ない。むしろ、毎試合メンバーの出欠をとったりスタメンの調整をしたYOSUKEとか、部費やスコアを管理していたマネージャーTOMOのほうが大変だったと思う。



※ KJ監督の創作活動のひとつであるムービー制作。これまで33本の動画を制作し、今年は14本をリリースした。中でもこの作品は、KJ監督のお気に入りのひとつ。ギターと野球、そして意味不明なポエムを融合した世界観に大きく賛否が分かれた。




東海林「監督って大変そうですけど……。ところで監督の仕事って何なんですか?」

 そもそも銀アは趣味集団なので、仕事という概念はない。とはいえ団体活動を円滑に進めるために必要最小限の「役割」は置いている。監督の役割を一言で言うと、バランスをとることだと思う。



東海林「ずいぶん抽象的ですね。バランスとは?」

 無数の組み合わせが存在する。論理と感性、主観と客観、楽観と悲観、勝負とエンジョイ、静と動、光と陰、SとM……。



東海林「いまいちピンときませんね」

 割りきれないものを割りきるとか、矛盾を克服するとか、そんなイメージだ。



東海林「なるほど。少し伝わりました」

 いずれにしても、そろそろ監督をやめて、平社員兼相談役みたいな立場になりたい。



東海林「えっ!そうなんですか?」

 むりだと思うけど。でも、監督の仕事の一部はやめたい。



東海林「それは何ですか?」

 延長の判断をしたり、カードを切ったりすること。



東海林「それは野球の話ですか?飲み屋の話ですか?」



(次回に続く)




※ 2011年6月5日、記念すべき銀アの初陣で撮影された1枚。右はYASUHIRO選手。





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